CXO Report Sample

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SAMPLECFO号(財務・資本市場)

CXO REPORT2026年9月 見本

CFOの視点で、
次の一手を。

財務・資本市場

  1. 金利上昇に、どう備えるか。
  2. 取引先と資金繰りを、どう守るか。
  3. 上場準備を、経営の力に変える。

2026年9月22日時点の公表情報で作成

EXECUTIVE SUMMARY

3分で読む、
今号の結論。

01

金利上昇に備える。

借入金利の上昇→利払いの増加

今週の行動借入を1枚にまとめ、+1.0%まで試算

02

取引先と資金繰りを点検。

取引先の支払い遅延→売掛金の回収リスク

今週の行動売掛金の上位10社を点検

03

上場準備の型を、日常に。

月次の数字の遅れ→経営判断の遅れ

今週の行動月次決算を翌月10営業日以内に

01日銀の追加利上げ概要

日銀、政策金利を
1.0%から1.25%へ。

  • 9月18日の金融政策決定会合で決定(賛成7・反対2)。
  • 新しい金利は9月24日から適用。
  • 6月に続く利上げ。前回から3か月での追加です。

要するに利上げの間隔が、半年から3か月に縮まりました。

出典:日本銀行「金融市場調節方針の変更について」(2026年9月18日)

01日銀の追加利上げ背景

なぜ、今なのか。

  • 物価の基調が、目標の2%に近づいている。
  • 原油高と円安、AI関連の需要で、企業間の取引価格が高い伸び。
  • 賃上げを販売価格に転嫁する動きが続いている。

要するに日銀は、金融環境を「なお緩和的」と見ています。上げる余地がある、という見方です。

出典:同上

01日銀の追加利上げデータ

2年半で、0.1%から1.25%へ。

図1政策金利の推移(2024年3月〜2026年9月)

0.0%0.5%1.0%1.5%0.1%24/30.25%24/70.5%25/10.75%25/121.0%26/61.25%26/9

要するにマイナス金利の解除から2年半で、6回の利上げ。間隔も縮まっています。

出典:日本銀行の公表資料をもとにACE作成

01日銀の追加利上げデータ

借入1億円なら、
利払いはいくら増えるか。

図2変動金利の借入1億円あたりの利払いの増加

+25万円/年

今回の0.25%分

+50万円/年

6月と9月の合計0.5%分

+115万円/年

2024年3月からの合計1.15%分

金利が政策金利と同じ幅だけ上がった場合の単純計算です。実際の上がり方は、契約と金融機関によって違います。

01日銀の追加利上げ見通し

利上げは、
まだ続く前提で。

  • 日銀は公表文で「引き続き政策金利を引き上げ」ていく考えを示しています。
  • 時期とペースは、中東情勢、AI関連の需要、為替を見て判断するとしています。

図3自社への影響の早見表(ACEの見立て)

変動金利が中心固定金利が中心
借入が多い年商の半分以上大すぐ試算を中更新の時期に注意
借入が少ない中利払いを確認小取引先の影響を見る

出典:日本銀行「金融市場調節方針の変更について」(2026年9月18日)。早見表はACEの見立て

01日銀の追加利上げCFOの視点

CFOなら、
今週これをやる。

  • 借入を1枚にまとめる(変動か固定か、残りの期間、金利)。
  • 金利が+0.5%、+1.0%のときの利払いを試算する。
  • 増える利払いを、値上げと粗利の改善でどう吸収するかを決める。
  • 困る前に、銀行と固定化や借換えの話をしておく。

要するに「上がるかどうか」ではなく、「上がっても困らないか」を確かめる。

028月の企業倒産概要

8月の倒産は830件。
8月として14年ぶりの高水準。

  • 件数は前年同月比3.1%増。3か月連続で前年を上回りました。
  • 負債総額は1,447億2,800万円(同26.5%増)。
  • 8月としては、2012年(967件)に次ぐ水準です。

要するに件数より、負債総額の伸びが大きい。大きめの倒産が増えています。

出典:東京商工リサーチ「2026年8月の全国企業倒産」

028月の企業倒産背景

効いているのは、
人件費と物価、そして返済。

図4原因別の倒産件数(2026年8月)

32件

人手不足に関連(前年23件)

50件

物価高(前年55件)

24件

ゼロゼロ融資の利用後(前年30件)

要するに増えているのは人手不足。うち人件費の高騰が18件(前年12件)です。

出典:同上

028月の企業倒産データ

増えているのは、
サービス業と建設業。

図5産業別の倒産件数と前年同月比(2026年8月)

サービス業他291+20.2%
建設業182+4.0%
小売業95+1.0%
卸売業93-12.2%
製造業66-13.1%
情報通信業41+10.8%

要するに負債1億円未満が76.5%、従業員10人未満が90.3%。小さな会社が中心です。

出典:同上

028月の企業倒産見通し

銀行は、貸す先を
選び始める可能性。

  • 東京商工リサーチは「金融機関は次第に選別融資を強める可能性もあり、企業倒産は緩やかな増勢が見込まれる」としています。
  • 利上げと重なる時期です。資金繰りに余裕のない取引先から、影響が出やすくなります。

要するに自社が健全でも、取引先の倒産で売掛金が回収できなくなるリスクが上がります。

出典:同上

028月の企業倒産CFOの視点

CFOなら、
今週これをやる。

  • 売掛金の上位10社を点検する(入金の遅れ、支払条件の変更の依頼)。
  • 売上が1社に偏っていないかを確かめる。
  • サービス業・建設業の取引先は、とくに丁寧に見る。
  • 月次の試算表を早く出せるようにする。銀行から「選ばれる側」でいるために。

03TOKYO PRO Market概要

今年の新規上場は、
8月末で33社。

図6TOKYO PRO Marketの現在地(2026年8月末)

33社

2026年の新規上場

186社

現在の上場会社数

17社

一般市場へ進んだ会社(累計)

要するにプロ投資家向けの市場ですが、中小企業の上場先として定着してきました。

出典:FinanScope「TOKYO PRO Market 最新状況(2026年8月版)」(民間の集計)

03TOKYO PRO Market背景

グロース市場の基準が、
厳しくなる。

図7グロース市場の上場維持基準(時価総額)

これまで

10年後に

40億円以上

2030年以降

5年後に

100億円以上

要するにはじめから一般市場を狙う難しさが上がり、まずTOKYO PRO Marketに上場する道が注目されています。

出典:EY Japan「2026年以降のIPO市場を読み解く」(2026年2月20日)

03TOKYO PRO Market見通し

上場の数は、
前年並みの見通し。

  • 2026年の新規上場は、一般市場もTOKYO PRO Marketも、前年と同じ水準と予想されています。
  • 中小企業にとっての上場は、資金調達よりも、信用、採用、事業承継の手段としての意味が大きくなりそうです。

要するに「上場するか」より先に、「上場できる管理の水準か」が問われます。

出典:同上。後段はACEの見立て

03TOKYO PRO MarketCFOの視点

上場しなくても、
上場準備の型は効く。

  • 月次決算を、翌月10営業日以内に締める。
  • 予算と実績の差を、毎月の会議で確かめる。
  • 社内の決まり(規程)と、決める権限を文書にする。

要するにこの3つは、銀行の評価にも、会社を引き継ぐときの値段にも効きます。

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03

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出典

2026年9月22日時点の公表情報で作成。「ACEの見立て」と書いた部分は、当社の見解です。個別の税務・労務・投資の判断や、申請の代行は行いません。必要な場合は専門家をご案内します。

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